HUG(避難所運営ゲーム)
防災フェスティバルのイベント、HUG(避難所運営ゲーム)が西横浜BLS救出救命プロジェクトにより開催され、アシスタント参加いたしました。 (2016/9/3)
HUG(避難所運営ゲーム)は、避難所運営を皆で考えるための一つのアプローチとして静岡県が開発したものです。カードをめくっていくと、避難者の年齢や性別、国籍や、それぞれが抱える事情が書かれています。それを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図に配置していき、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
まずは、NPO法人JAEA(日本災害救護推進協議会)インストラクターより、東日本大震災での避難所の状況について、実際の写真や映像を見ながらの、お話がありました。
HUGは、グループごとにチームとして対応するので、まずは、アイスブレイキングシートを使って、自己紹介をし合います。
そして、当日の、震度、天候、気温、 電気・ガス・水道 等ライフラインについての、状況設定を説明します。
それから、スタート。チームに分かれて、カードをめくり、 避難者をどの場所に、どのように振り分けるのか決めていき、到着する物資の置き場や取材への対応、様々起こるトラブルへの対応を考えていきます。
どのような避難所になるかは、グループによって違ってきますし、グループ内でも意見が分かれて議論されたり。一度決めて終わりではなく、後から起こることによって、変更していく必要もあります。
実際は、避難してくる人も、一組づつではなく複数が一気に押し寄せて来ますし、トラブルやクレームも、同時進行でこなしていかなくてはなりません。
今回は、実際に避難所運営に携わる可能性の高い方々にご参加いただくことができましたので、振り返りの時も、現実的なご意見を多く聞かせていただきました。
「その日は、突然やってくる」そのための備えを、日常時にしていかなくてはなりません。
とても、学びの多い「HUG」を、今後も開催していきたいと考えています。ご希望がありましたら、お問い合わせください。
ご一緒させていただきました皆さま、心より感謝いたします。
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