「指導死」シンポジウム6

「指導死」シンポジウム6 へ参加してまいりました。( 2016 / 9 /17 )

まずは「指導死」とは、何か?

その定義を、配布資料より掲載いたします。


「指導死」=「生徒指導をきっかけ、あるいは原因とした子どもの自殺」
「指導死」の定義

1.不適切な言動や暴力等を用いた「指導」を、教員から受けたり見聞きすることによって、児童生徒が精神的に追い詰められ死に至ること。

2.妥当性、教育的配慮を欠く中で、教員から独断的、場当たり的な制裁が加えられ、結果として児童生徒が死に至ること。

3.長時間の身体の拘束や、反省や謝罪、妥当性を欠いたペナルティー等が強要され、その精神的苦痛により、児童生徒が死に至ること。

4.「暴行罪」や「傷害罪」、児童虐待防止法での「虐待」に相当する教員の行為により、児童生徒が、死に至ること。

(*「指導死」では、学校における「教員」と「生徒」の関わりの全てを「指導」と位置づける。)


シンポジウムでは、最初に、ご遺族の方による第三者委員会調査報告会が行われました。

事案説明から、第三者委員会設置までの道のり、調査報告書ができるまでの経過を、講演されました。その困難な道のりを知り、「事件、事故が起こって、 遺族が、ここまでしないと、ことが明らかにならない」と仰る言葉の重みに、私自身の思いも重なりました。

ご遺族の思いがひしひしと伝わってくる中で、学校事故における事後対応は、事案が違っても共通することが多く、この対応の過ちが非常に問題だと感じました。

遺族の思いは、まずは「何があったのか知りたい」という、当然のことなのです。

その気持ちに、どれだけ誠実に対応していくか という、人として当たり前のことが、その先の全てに左右してくると考えます。


後半は、「指導死」親の会 代表世話人 大貫隆志 氏と、ご遺族の方々、会場との質疑応答も交えての、パネルディスカッションが行われました。

指導は、配慮という名目で、目に付きにくい場所で行われる事が多く、実際、何が行なわれたか、事実関係の認定が難しい。遺族側としては、立証を重ねていくことが重要であるが、一般市民である遺族が、苦しみ、悲しみの中、事実関係を調べていかなければならない現実は、とても厳しい。

指導死は、ほんの少しの配慮で防げる。

子ども達の死が、今後の教育現場に活かされていくよう、しっかり調査して、より良くなっていって欲しい、と意見が交わされました。

今後も、改善のためにご尽力されていくそうです。

  ご一緒させていただきました皆様、心より感謝いたします。


*NHKニュース:教員の叱責や体罰で自殺 「指導死」の実態 子どもの遺族が訴え


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